YCCは「十分存続可能」、 変動幅再拡大の必要ない-日銀総裁
記事を要約すると以下のとおり。
日本銀行の黒田東彦総裁は18日、長短金利を操作する現行のイールドカーブコントロール(YCC)政策は存続が可能とした上で、長期金利の変動幅のさらなる拡大には否定的な見解を示した。 日銀は長期金利0.5%を超える利回りでの取引が継続的に行われることはないと指摘。国債などを担保に金融機関に資金供給する共通担保オペを期間10年以内の固定金利方式のみとし、適用金利は排除されていないとの認識を示した。 昨年12月の政策修正の理由に挙げた市場機能の低下に改善は見られず、会合前には変動幅の再拡大やYCCの廃止といったさまざまな観測が市場で浮上していた。発表前は128円台半ばで推移していた。見通しは「上振れリスクの方が大きい」とした。
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