SMBC日興に罰金10億円求刑、類を見ない悪質さ-相場操縦事件
記事を要約すると以下のとおり。
SMBC日興証券の相場操縦事件で、金融商品取引法違反(相場操縦)の罪に問われた法人としての同社と元執行役員エクイティ本部副本部長の杉野輝也被告(57)に対する論告求刑公判が26日、東京地裁(神田大助裁判長)で開かれた。資金力にものを言わせ、市場をほしいままに操作した上、注文を小分けにするなど偽装工作の手口は巧妙だと指摘。 また、杉野被告は「違法な安定操作取引をしようとしていた部下を止められなかったことで、違法な取引を防げなかったことを心より反省しています」と語った。 起訴状によると、杉野被告は2019年12月25日、午後2時10分過ぎから午後3時ごろまでの間、大株主が保有株を大量に処分する際に用いられる「ブロックオファー」と呼ばれる取引で、自己勘定取引によって大量の買い注文を入れ、1銘柄の株価を不正に維持したことに関わった。
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