ＫＫＲ、｢ＣＣＣ｣ローンを購入－スプレッド重視すれば機会逃すと指摘

クレジット投資家は「スプレッドに注目し過ぎ」ており、より高い相対的価値を見いだせる低格付けの掘り出し物を見逃していると、米プライベートエクイティー（ＰＥ、未公開株）投資会社 ＫＫＲは指摘した。
　同社のマネジングディレクター、クリス・ノベル氏と共同執筆した17日公表の顧客向けリポートによれば、ＫＫＲは格付け「ＣＣＣ」のローンを「処分」しているという。
　最近見られるＣＣＣローン売却の一因は、「ＡＡＡ格付けでタイト化が進む中、米景気はこれまでのところ驚くほど持ちこたえている。」
しかし、弱さの兆しも見え始めている。
世界各地での選挙や地政学的な緊張によるリスクは見通しを曇らせている。
「投資とアクティブなリスク管理は、スプリントではなくマラソンだ。」