ＪＰモルガンの資産運用部門、ＥＳＧファンドからアダニ企業株を排除

ＪＰモルガン・チェースの資産運用部門は、ＥＳＧ（環境・社会・企業統治）ポートフォリオからインドのアダニ・グループ傘下企業の株式を排除した。
ＤＷＳの広報担当はＭＳＣＩ指数に連動する上場投資信託（ＥＴＦ）について「ＥＳＧに関してはＤＷＳ独自で判断していない」と電子メールによると、ＥＳＧおよび気候変動関連の指数を対象とした定期見直しの結果は「今月末に反映される」。
　ＭＳＣＩ指数に連動しないファンドを運用する投資会社の多くにとって、空売り投資家ヒンデンブルグ・リサーチがアダニによる不正や市場操作の疑惑を全面否定している。
　オーストラリアのシンクタンク、クライメート・エナジー・ファイナンスのディレクター、ティム・バックリー氏は投資家が損失を被ったのは規制当局と指数提供会社側での「完全なミス」が原因だと論じた。