IMF、24年の世界インフレ見通し引き上げ-成長率は下方修正
記事を要約すると以下のとおり。
国際通貨基金(IMF)は2024年の世界経済成長率見通しを引き下げる一方で、インフレ見通しを引き上げ、各国・地域の中央銀行に物価圧力の緩和が持続的になるまで、引き締め的な政策を堅持するよう促した。InflationWon’tSlowasMuchasPreviouslyAnticipatedSource:InternationalMonetaryFund IMFと世界銀行はモロッコのマラケシュで、50年ぶりのアフリカ開催となる年次総会を開いている。 世界のインフレ率は22年に8.7%と、1990年半ば以来の高水準に達し、米連邦準備制度や欧州中央銀行(ECB)を含む主要中銀は1年余りにわたり積極的に政策金利を引き上げてきた。パンデミック後の需要増や米労働市場逼迫(ひっぱく)、ロシアによるウクライナ侵攻に伴う欧州と英国を中心とした食料・エネルギー供給混乱も重なった。2023年の成長率見通しは3%で変わらず。来年は1.5%と、1%から引き上げた。今年4月時点では5.2%と見込んでいた。23年は4.5%)と見通しが引き下げられた。日本経済 IMFは23年の日本経済成長率を2%と見込んでいた。 英経済は来年の成長率が0.6%にとどまるとみている。 今年の貿易伸び率見通しは0.9%だった。国内サービス重視の流れやドル高の遅延効果、貿易障壁の広がりを反映させた。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース IMF、24年の世界インフレ見通し引き上げ-成長率は下方修正