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FRB高官発言よりも経済統計が重要-米債券投資家への新たな教訓

記事を要約すると以下のとおり。

米債券市場は、投資家が今生きている新しい世界について教訓を突きつける。
 だが翌日13日には、5月の米生産者物価指数(PPI)は前月比で予想外に低下し、インフレ圧力の緩和継続を示唆したことから、債券相場は再び勢いを付けた。
 こうした展開は、米経済が金融政策立案者をも含め、事実上すべての人を驚かせ続けている今、当局のガイダンスの意義が薄れていることを浮き彫りにする。
    ブラックロック・インベストメント・インスティテュート(BII)のジャン・ボアバン氏は、金融当局者は「発言してくるだろうが、このような環境では、市場は当局者の言うことをいつも以上に割り引く必要がある。」
市場は年内に2回の0.25ポイント引き下げの可能性が高いと見ており、デリバティブ取引の動向は最初の利下げ予想よりやや積極的なものだ。
しかし2025年については、前回示された3回を上回る4回の利下げが見込まれている。
債券相場は不安定であるものの、市場の見方は昨年終盤よりもはるかに金融当局と歩調が合っている。
利下げが開始されるまで逆イールドの状態が続くだろう。
 金融当局から信頼できるガイダンスがなければ、当然、データ注視の展開はよりボラティリティーの高いものとなる。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース FRB高官発言よりも経済統計が重要-米債券投資家への新たな教訓

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