ＦＲＢの割引窓口、利用しにくさを当局者や専門家が指摘－汚名や規制

米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）は、米国の銀行が重要な緊急融資枠を利用しにくくなっている問題にもっと取り組む必要がある。
　ＦＲＢの政策立案者と規制当局は、銀行は弱さや必死の状態の表れと受け取られることを恐れて割引窓口を利用したがらない。
　昨年、シリコンバレー銀行（ＳＶＢ）やその他の地域金融機関が破綻したことを受け、この制度の見直しは急務となっている。
  　　ＦＲＢのバー副議長（銀行監督担当）はアトランタ連銀の会議の基調講演で、規制当局は新たな銀行流動性規則に加え、金融機関が割引窓口を利用する準備を整えるための変更についても議論していると述べた。
　しかし、銀行業界団体バンク・ポリシー・インスティテュートの調査責任者ビル・ネルソン氏は述べ、「規制が銀行による割引窓口利用を妨げているのであれば、割引窓口や常設レポファシリティーと呼ばれる別の資金調達手段を利用することはできないと銀行の審査官は、多数の銀行の財務担当者からのフィードバックが、規制当局自身によるガイダンスがこの問題を曇らせていることを示唆していると述べた。」
　ネルソン氏によると、レポ市場を定期的に利用していないＳＶＢは常設レポファシリティーを利用していれば「無秩序な破綻ではなく、秩序ある破綻だっただろう」と同氏は語った。
その結果、「機敏でも効果的でもないのだという。」
それでは火事の時に不便だと述べた。