ＦＯＭＣが気にする消費者の財布、利上げ後の減り具合が今後を左右へ

米個人消費の予想外に強い回復力が、向こう数カ月に試されようとしている。
データは減速予想に反して好調な景気を浮き彫りにし、インフレを加速させる恐れが浮上している。
DelinquencyRatesMayLevelOffAfterRisingFromPandemicLowsTransitionintodelinquencyforcreditcardsbyborrower'screditscoreSource:FederalReserveBankofNewYork　　これまでのところ、積極的な米金融引き締めは需要全体を落ち込ませていない。
「経済成長の強靱（きょうじん）さと労働需要の底堅さを示している最近のデータに、われわれは留意している」と指摘。
　ニューヨーク連銀の調査によると、クレジットカードや自動車ローンなどの消費者債務の延滞は、2020年と21年に「異例の低水準」に落ちていた。
　連邦学生ローンでは3年間の一時的な返済猶予が終了し、約4000万人の消費者の割合は10月に上昇した。
アポロのスロック氏、米経済はここからが冬－デフォルト増加に備えをShareofIncomeSpentonDebtPaymentsStillBelow2007PeakReturnofstudentloanpaymentsandhigherratescouldincreaseburdenSource:BoardofGovernorsoftheFederalReserveSystem　　ＦＲＢのデータによると、米国の家計は4－6月（第2四半期）に可処分所得の9.8％を下回っている。
　「借り入れを増やしてここ1、2年の消費習慣を維持するか、財布のひもを締めるか、あるいはもっと仕事を探すかのいずれかになるだろうとウォン氏は述べた。」
こうした動きは可処分所得の増加につながった。
この状態は続く可能性があるとサーム氏は語った。