ECBタカ派が相次ぎ警告、秋にさらなる利上げ必要な可能性
記事を要約すると以下のとおり。
ドイツ連邦銀行のナーゲル総裁をはじめとした欧州中央銀行(ECB)政策委員会のタカ派が16日、ECBは秋まで利上げを続けなければならないかもしれないと警告した。 ECBは15日に中銀預金金利を3.5%に引き上げ、ラガルド総裁は7月下旬の次回会合で再び利上げを行う「公算が極めて大きい」と言明した。ECBは15日公表した経済予測でインフレ見通しを若干引き上げた。BanksArePonderingOptionofSeptemberECBHikeSource:BloombergNote:*Institutionsalsoforecastingonemorequarter-pointstepincludeABNAmro,BankofAmerica,Berenberg,DeutscheBank,Rabobank,Commerzbank,Targobank,BayernLB,Sarasin,NatWest,SantanderandGenerali;**Banksalsoforecastingtwomorequarter-pointstepsincludeUniCredit,ING,Danske,TDSecuritiesandDWS エコノミストはECBの金利予想を引き上げた。 ユーロ圏のコアインフレ率は5月に金利の「調整」が必要かもしれないと述べた。高止まりしているコアインフレ率が鍵だと強調した。ECBの引き締めバイアス、ユーロ圏のインフレ抑制に必要-IMF 16日に続いたタカ派的な論調を押し戻す動きも見られた。 それでも大半の声は、2回以上の利上げに向けた地ならしだった。 シムカス・リトアニア中銀総裁は16日のブログ投稿で、「ECBの利上げは恐らくまだ終わっていないとの考えを示した。」「ユーロ圏の物価上昇率がECB目標である2%を明らかに上回る状態が1年以上続くと予想されるためだ」と説明。
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