ECBはQTを7月から加速させる公算-ビルロワドガロー氏
記事を要約すると以下のとおり。
欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのビルロワドガロー・フランス中銀総裁は、ECBは保有債券の縮小を来年7月から加速させる公算が大きいと述べた。150億ユーロは既に「相当な」額だと付け加えた。ECBが0.5ポイント利上げ継続へ-QTは3月開始(3) ビルロワドガロー氏は、インフレと闘う上で利上げは引き続きECBの主要な政策手段だとした上で、フランスとユーロ圏のインフレ率は来年前半にピークを付けるとの見通しを示した。24、25年にはかなり大きく回復するだろうとも述べた。金利は市場が想定しているよりも高い水準まで引き上げられる公算が大きいとの考えを示した。想定される景気減速がそれだけで物価上昇に十分に景気抑制的な水準にまで引き上げることが需要を冷やし、最終的にインフレを弱めるだろう。インフレ期待が持続的に上昇するリスクを防ぐことにもなると論じた。これはつまり、自分が目にする限り少なくとも2月と3月に0.5ポイントずつ利上げするということだと語った。 「会合の目的は強いメッセージを送ることだったが、投資家はこれを真剣に受け止めたと述べた。」
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