ECBが警告する日銀政策変更からのリスク、欧州では既に顕在化
記事を要約すると以下のとおり。
欧州中央銀行(ECB)が、日本銀行が政策を変更した場合の債券市場へのリスクについて、異例の警告を発した。今年1-3月(第1四半期)は買い越しとなっているものの、その規模は810億円と同四半期として6年ぶりの低水準にとどまった。 問題は、日本の投資家が多く購入しているフランス国債のヘッジ後の利回りが既に、変動の大きい円相場に対するリスクヘッジ後にマイナスになっていることだ。 これでは日銀が0.5%を上限としている10年物日本国債にも劣る。これは日本の金利上昇がキャリートレードに与える影響について警告するとともに、自国資産の利回り上昇は投資家にレパトリ(資本の本国回帰)を促し得るものだと指摘。 ニッセイ基礎研究所の上野剛志上席エコノミストは、「日銀が金利を上げ始めるというのは海外の債券市場にとっても債券価格の下落リスクということになると思うと述べた。」
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース ECBが警告する日銀政策変更からのリスク、欧州では既に顕在化