ECB、金利据え置き-インフレ抑制見極め利上げいったん停止
記事を要約すると以下のとおり。
欧州中央銀行(ECB)は26日、中銀預金金利を4%で維持した。 ラガルド総裁は政策委員会が開かれたアテネで記者会見し、「われわれは一貫していなければならないと述べた。」 ユーロは対ドルで下げを維持し、スプレッドは200ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満に縮小させるかどうかが焦点になっているが、現行計画の変更に関して今回は議論されなかったとラガルド総裁は述べた。 総裁によれば、政策委は銀行に中銀への預け入れを義務付ける最低準備金についても議論しなかった。EuropeanCentralBankPresidentChristineLagardeannouncesthecentralbank’sdecisiontoleaveinterestratesunchangedforthefirsttimeinmorethanayear.Source:Bloomberg このため最初の利下げがいつ行われるかが焦点になるが、「より高水準でより長く」金利を据え置くとのECBの言い回しを踏まえ、投資家を不安にさせ、ユーロ圏経済が低迷するなか、再投資の早期停止のような動きは物議を醸すかもしれない。 ラガルド総裁は「金融政策によくあることだが、政策効果の伝達には時間がかかる。」 ユーロ圏のインフレ率は9月会合以降に予想以上に低下した。 ラガルド総裁は、成長リスクは依然として下方向だと述べた。「インフレ率は高過ぎる状態が長く続くとなお予想され、域内の物価上昇圧力は依然として強い」との認識を示した。
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