ECB、利下げ遅らせれば「遅くて性急な」行動必要に-パネッタ氏
記事を要約すると以下のとおり。
欧州中央銀行(ECB)は、利下げを遅らせれば後の段階でより思い切った行動を取らざるを得なくなると、政策委員会メンバーのパネッタ・イタリア中銀総裁が主張した。政策金利引き下げの道筋を決める際には、遅くて性急なアプローチよりも、速やかで漸進的な行動の方がマクロ経済の変動を抑えられることを念頭に置くべきでだと語った。 ハト派的なメンバーの一人であるパネッタ氏の発言は、ためらいながらの行動よりも規則的な行動が望ましいとの考えを示唆する。政策が「過度に引き締まり」インフレ率が目標を下回るのを防ぐために景気抑制の度合いを弱めるだけだと述べた。 パネッタ氏はまた、ECBにはFRBの高金利長期化路線から外れる自由があると強調。 同総裁はまた、ユーロ圏における借り入れコストの低下は、前回とは異なり、ECBバランスシートの縮小と同時に起こることを強調。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース ECB、利下げ遅らせれば「遅くて性急な」行動必要に-パネッタ氏