ECB、利下げ議論せずと総裁-コロナ購入債の保有縮小加速へ
記事を要約すると以下のとおり。
欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、ユーロ圏のインフレ率が最近2%台に低下したものの、当局者は油断すべきでないと戒め、利下げが近いとの投資家の期待は時期尚早かもしれないと示唆した。 総裁はイングランド銀行(英中銀)とともに利下げ期待を押し戻した。 この日発表された最新の経済予測でECBは、景気の弱含みを指摘。 これらを受けてECBの利下げ観測は後退し、市場が織り込む来年の利下げ幅は約150ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)に低下。 発表によると、来年下期にPEPP債の再投資額を月平均75億ユーロ(約1兆2000億円)削減し、同年末で再投資を打ち切る方針。 保有債券圧縮は予想ほど急進的ではなかったため、イタリアとドイツの10年債スプレッドは170bpを下回った。 エコノミストはユーロ圏が新型コロナ禍後で初のリセッション(景気後退)に陥るとみているが、落ち込みは穏やかと予想している。 原題:LagardeSaysECBShouldn’tLowerGuardasInflationTumbles(1)、ECBEasingBetsTrimmedAfterLagardeSaysCutsNotDiscussed、ECBHoldsRatesWithInflationSinkingButHastensBondExit(2)、ECBHoldsRatesWithInflationinRetreat,ButHastensBondExit、ECBLeavesMainRefinancingRateat4.50%;Est.4.50%(抜粋)これはブルームバーグ・オートメーションを利用して作成した記事です。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース ECB、利下げ議論せずと総裁-コロナ購入債の保有縮小加速へ