BofA、大手米銀で出遅れ鮮明-過去の長期債投資が利益の足かせに
記事を要約すると以下のとおり。
米銀2位バンク・オブ・アメリカ(
BofA)のブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)は何年にもわたり、いずれ金利が上昇する日が来たら、同行は大きな勝ち組になると投資家に伝えていた。 その一因は、BofAが新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)時に低金利の長期の米国債や住宅ローン債券に多額の資金を投じたことにある。パンデミック中に同行には通常以上の預金が殺到しており、それをどこかに慎重に投資しなければならなかったと同氏は説明した。 パイパー・サンドラーのスコット・シーファーズ氏はインタビューで、長めの証券に滞留している資金は「他により生産的な使い道がある可能性がある」とした上で、「それは株価を左右する要因の一つだ。BofAの証券ポートフォリオは4大米銀の中で最大規模だが、利回りは最低にとどまっているほか、10年後以降に償還期限を迎える債券に集中している。 今のところ、金利5%の世界で、BofAの帳簿の4分の1余りは利回りが合計2.4%程度の債務証券に滞留している。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース BofA、大手米銀で出遅れ鮮明-過去の長期債投資が利益の足かせに