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魔法が解けた自社株買い、株価の押し上げ力低下-ROE影響を見極め

記事を要約すると以下のとおり。

日本株市場で企業の自社株買い発表が株価を押し上げる力が弱まっている。
この傾向は企業の業績計画が市場予想を上回った場合も同様だ。
 野村証券の伊藤高志シニア・ストラテジストは、これまでは増配や期初時点の自社株買いは評価されていたものの、「投資家の目線はものすごく高くなっていると指摘。」
セル・イン・メイ封じる記録的自社株買い、日本株再浮上を促す可能性東証の圧力も株主還元姿勢は日経平均株価が34年ぶりに史上最高値を更新する一助となったが、足元は利益確定の動きが出やすくなっている上、株価を押し上げる新たなカタリストを待つ投資家も多く、相場全体の停滞感は強い。
 TOPIXの今年のROEは推定で8.7%と、米S&P500種株価指数の18.4%を大きく下回る。
 日本企業の経営効率を改善させるため、物言う株主(アクティビスト)が果たす役割は次第に大きくなっている。
 株価が既に大きく上昇した銘柄にとっては、大規模な株主還元策の発表が一部の投資家から利益確定売りが強まるきっかけになる可能性がある。
 企業の合併・買収(M&A)などの成長投資にシフトする方が株価は評価されていくのではないかと述べた。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 魔法が解けた自社株買い、株価の押し上げ力低下-ROE影響を見極め

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