香港Ｈ株が08年以来の安値、人民元下落－中国の新体制を警戒

中国本土の人民元は24日の取引で下落し、香港株式市場では中国本土銘柄から成るハンセン中国企業株（Ｈ株）指数が世界的金融危機さなかの2008年以来の安値に落ち込んだ。
中国国家統計局が24日発表した7－9月（第3四半期）の国内総生産（ＧＤＰ）成長率が予想を上回ったにもかかわらず、香港のＨ株指数は6％余り下げた。
ハンセンテック指数は7％を超える下落。
中国人民銀行（中央銀行）はこの日、元の中心レートを1ドル＝7.2782元と、先週付けた過去最安値に接近した。
「市場は依然として中国の新指導部と人民銀の中心レート政策ガイダンスの意味合いを消化中で、後ろ向きなデータは二の次だ」と説明した。