長期金利が0.975%に上昇、11年ぶり水準-オペ減額や利上げ警戒
記事を要約すると以下のとおり。
長期金利が11年ぶりの高水準を付けた。日銀がイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)の再修正を決めた3月の金融政策決定会合後に新発2年、30年、5年、30年、5年、20年、20年、20年、40年物の国債利回りがそろって10年超の高水準を付けたことになる。 岡三証券の長谷川直也チーフ債券ストラテジストは、米金利高を受けたこともあるが日銀利上げやオペ減額観測を背景にした売りが継続し、日銀が21日に第2回ワークショップを開催することもあって様子見で買いが入るとみているが、米金利動向など不透明感も強く、長いゾーンは売られやすい状況が続きそうだと述べた。これを受けて6月の決定会合の主な意見では「国債買い入れの減額も市場動向や国債需給を見ながら機を捉えて進めていくことが大切」といった指摘があった。減額により、市場では長期金利について、日銀の緩やかな利上げに沿って金利は1%を大きく超えることはないと予想する。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 長期金利が0.975%に上昇、11年ぶり水準-オペ減額や利上げ警戒