金融市場は年内のマイナス金利解除織り込みへ、植田総裁「年末」言及
記事を要約すると以下のとおり。
日本銀行の植田和男総裁の発言をきっかけに長期金利が9年8カ月ぶりの水準に上昇した。 日銀は7月にイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)の上限を事実上1%に引き上げた。日銀の年内政策変更の予想は1割未満、YCC柔軟化で急減-サーベイ 野村証券の松沢中チーフストラテジストは、OISの6カ月先のフォワード金利は比較的流動性があり、3カ月前後先の利上げ織り込み度合いを見るのに適していると指摘した上で、マイナス0.1%の政策金利を解除するのではないかと松沢氏はみる。「年末までに十分な情報やデータがそろう可能性はゼロではない」と述べた。円安けん制か 植田総裁と岸田文雄首相がイレギュラーな時期に会談したことも踏まえれば、円安が金融政策の正常化圧力を加えていることは疑いようがないとの見方を示した。為替動向によって「年内の金融政策決定会合についてもライブ(臨場)感が増していくだろう」とみる。 内田副総裁は8月2日の会見でマイナス金利解除について、引き締めが遅れて物価上昇率が2%を超える状況が続くことが心配という状況になって初めて議論になり得ると指摘。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 金融市場は年内のマイナス金利解除織り込みへ、植田総裁「年末」言及