野村HDが助言業務で3年ぶり首位、転機の案件も-23年のM&A市場
記事を要約すると以下のとおり。
日本企業が関連する合併・買収(M&A)の2023年の助言ランキング(金額ベース)で、
野村ホールディングス(HD)が3年ぶりに首位に返り咲いた。国内証券会社(合弁を除く)が首位に立つのも20年の同証以来となる。 野村証グローバルM&Aの助言ランキング出所:ブルームバーグ欧米思考への転機に 一方、話題をさらったのは第一生命ホールディングスがベネフィット・ワンに対して仕掛けたTOBだ。 第一生命Hの財務アドバイザーを務めたJPモルガン証券M&Aグループ責任者の土居浩一郎氏は「M&Aの動機がより合理的、欧米的な考え方に切り替わった節目の年」と振り返った。2位の日本製鉄も12月に公表した米USスチール買収を含む2件と、大型案件が目立った1年を象徴する結果だった。23年のM&A市場の見通しについてJPモルガンの土居氏は「日本市場が世界的に注目を集めそうだ。」これを受けて「日本企業に対する海外の見方が変わった。」グローバル比較では、国内総生産(GDP)比で日本より2割小さいイギリスや、半分近いカナダより件数で劣っている。
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