車載電池に迫るESG規制の波、CO2とレアメタル削減で優勝劣敗も
記事を要約すると以下のとおり。
世界的に電気自動車(EV)へのシフトが加速する中、走行性能を左右する車載電池の生産でESG(環境、社会、企業統治)への配慮が求められ始めた。コスト面だけを考えれば、工場を現状のまま活用し続けることが一番安上がりだが、費用をかけてでもESG対応の投資を進めていくことが大事だとみている。 米国モーニングスターの伊藤和典アナリストは「ESGに配慮した投資がプラス要因になるというよりは、ESGに配慮した投資をしていないと投資対象にならないとか、リスクのある銘柄として認識されてしまう」と述べた。電池の安定供給のほか、コバルト産出世界一のコンゴでの児童労働問題など採掘時の人権リスク低減のためにも再利用の推進は待ったなしだ。同社CFPの4割程度は、メタル取り出しの工程が占めるという。ニッケルは30年までに使用量を減らしつつ、容量を20%程度高める技術開発を進める方針。車載電池市場のメーカー別シェア2022年と26年は推計UBS証券 ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)の吉田達生アナリストは、電池は「エンジンにとって代わる非常に重要なコンポーネント」であり、車両全体の価格や性能にも直結すると指摘。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 車載電池に迫るESG規制の波、CO2とレアメタル削減で優勝劣敗も