豪若年層の失業率急上昇、広範な労働市場軟化を示唆－ＢＥ分析

オーストラリアの若年層の失業率が急上昇しており、より広範な労働市場の軟化と景気が今後さらに弱含む可能性が示唆されていると、ブルームバーグ・エコノミクス（ＢＥ）は指摘した。
　マッキンタイア氏は調査リポートで「若年層の失業率動向は、より広範な労働市場の転換点につながる傾向がある」とした上で、「経済成長が既に軟化の兆しを見せる中、求職活動の長期化とポジション獲得競争の激化は、失業率が向こう数カ月に急上昇するとのわれわれの見方を裏付けていると論じた。
　豪中銀の利下げ開始時期について金融市場は25年上期（1－6月）と見ているが、マッキンタイア氏は今年終盤の緩和開始を予想している。