見えない鳥インフル、ヒト感染1件なのはCDCが検査していないから
記事を要約すると以下のとおり。
そのウイルスは牛の間で急速に感染を広げ、スカンクやマウンテンライオン、アカギツネにも拡大している。各州政府と農家の事情によって、米疾病対策センター(CDC)は実地での検査ができない。人間の検査が進まない事態は、当局の体制を脅かしかねない。しかし鳥インフルエンザは感染者の半数を死に至らしめると知られており、感染が確認された各州当局は、CDCに調査を依頼していないという。 移民の労働力に依存する民間の酪農家には、CDC調査官の受け入れに消極的にならざるを得ない事情がある。農家としても利益率の低いビジネスに悪影響が出ることを懸念して、牛の感染検査を渋る可能性がある。 鳥インフルエンザは相手が牛であれヒトであれ、いったん感染すれば、変異して哺乳類の呼吸器細胞への適応性を高める機会を得る。 そのリスクを理解し、ウイルスの分子変化を追跡する能力だ。 CDCは鳥インフルエンザの実地検査など各種サーベイランスを実施する準備が整っていると、マンディ・コーエン所長は6日のインタビューで話した。米疾病対策センター(CDC)のコーエン所長Photographer:ValeriePlesch/Bloomberg しかし家畜の感染が確認されたテキサスとニューメキシコ、ミシガン、カンザス、アイダホ、コロラド、ノースカロライナ、オハイオ、サウスダコタの9州はCDCに調査を依頼していないと声明で明らかにしている。 テキサス州保健局が約20人を検査した結果、酪農場の作業員1人が陽性だった。原題:JustOneHumanIsInfectedbyBirdFlu.MoreUSCasesAreLikely(抜粋) 。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 見えない鳥インフル、ヒト感染1件なのはCDCが検査していないから