英国、インフレ抑制には失業率が６％に上昇する必要も－中銀委員

英国のタイトな労働市場が賃金と物価のスパイラル的上昇を後押ししていると、イングランド銀行（英中央銀行）の金融政策委員会（ＭＰＣ）メンバー2人が指摘した。
　ハスケル、ピル氏の発言は英中銀が当面インフレへの警戒を続けなければならないと論じた。
OneOfficialThinks6%JoblessRateIsNeededtoQuellInflationScenariowouldseeunemploymentriseby600,000to2.1％に上昇すれば、現水準に比べて失業者は50万人増え、世界金融危機後としては2014年以来の高水準に達することを意味する。
　ハスケル氏は2日に発表された英中銀の政策判断で利上げ再開に支持票を投じた3人の委員の1人で、労働市場の強さと賃金上昇に鑑みれば、政策当局者はインフレ退治から焦点をそらせることはできないと主張。
「賃金と価格の動きに持続性が強まっている」とし、景気減速がインフレを低下させると「あまり楽観できない」と語った。