英中銀の金利決定は予断許さず、気が休まらない英債券トレーダー

イングランド銀行（英中央銀行）の金融政策決定は予断を許さず、英債券市場のボラティリティーが高まっている。
英中銀の利上げ策開始から1年半以上たつが、インフレ対策としてどの程度の引き締めの必要性と、成長を阻害しかねない行動のバランスを取る上で直面する課題を浮き彫りにする。
「6月会合以降のデータや動向は、0.25ポイントないし0.5ポイントの利上げを直接指し示すものではない」と述べた。
　ＥＣＢとＦＯＭＣの利上げ終了観測も一部で浮上する中、英国債相場が急落したことは、世界屈指の規模を持つ英債券市場でも突発的で特異なリスクには脆弱（ぜいじゃく）なことを証明した。
　6月のインフレ率は1年3カ月ぶりに8％を依然大幅に上回っている。