英中銀が利下げしない理由、ヒントはパブに-根強いインフレを説明
記事を要約すると以下のとおり。
英国のインフレ率が3.2%にまで低下したことをスナク首相は自分の功績として誇りがちだが、イングランド銀行(英中央銀行)がインフレ率を目標の2%まで下げ、それを維持することを難しくしそうなのは、まさにその首相の政策だ。年内に予想される総選挙を前に、与党保守党が望む「気分の良い」要素とは正反対だ。これらすべての要因が、この業界の価格上昇ペースをより注視せざるを得ないことを意味する。 しかし、ホスピタリティー企業は価格を抑えるのに苦労するだろう。ハント財務相は昨夏の終わりに、小売物価指数に合わせて英国のすべてのアルコール製品の税率を凍結し、アルコールとたばこは昨年8月の年間インフレ率を過去最大規模で押し上げた。 物価押し上げの最大の圧力となっているのは賃金で、最低賃金の引き上げと労働者数の減少により賃金は急上昇している。HospitalityandCultureCostsAreRisingFasterThanCPIYear-on-yearinflationSource:OfficeforNationalStatistics 英国内では、職に就いておらず求職活動もしていない人の数がさまざまな理由で増えている。 キャピタル・エコノミクスの英国担当チーフエコノミスト、ポール・デールズ氏は、「これらのセクターにおける最近の賃金上昇の根強さは少し心配であり、賃金上昇率、ひいてはサービスインフレが緩やかにしか低下しないことを意味する可能性があると分析した。」
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 英中銀が利下げしない理由、ヒントはパブに-根強いインフレを説明