米PPI、5月は前月比で予想外の低下-前年比やコアも減速
記事を要約すると以下のとおり。
前年同月比の伸び出所:労働統計局 財価格下落の60%近くはガソリン価格によるものだった。ディーゼル油や商用電力、ジェット燃料も値下がりした。 米金融当局がインフレ目標とする個人消費支出(PCE)価格指数の算出に使われるいくつかのカテゴリーは前月比で低下した。5月のPCE価格指数は28日に発表される。エネルギー価格の低下を反映した。FOMCは今年の利下げは一度だけだとの見方を示した。◎グローバルXのケン・ジョナサム氏:軟調なPPIは最近の他のインフレ指標と相まって、12日のFOMC会合での明らかに慎重な発言に冷や水を浴びせ始めている。インフレが落ち着く中、失業保険申請件数は雇用市場の亀裂を示している。FOMCはタカ派的な姿勢を維持しているが、最後の闘いに気をつけなければならない。方向は逆だが、24年に同じ過ちを繰り返さないことを祈るしかない。◎LPLファイナンシャルのジェフ・ローチ氏PPIの月次変動は不安定だが、それでも市場は5月の統計を歓迎するはずだ。このデータはFOMCの次の動きが(2024年後半か2025年前半の)利下げになるというシナリオをさらに強めるものであり、株式相場は近い将来、記録を更新し続けると予想される。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 米PPI、5月は前月比で予想外の低下-前年比やコアも減速