米長期金利上昇、物価抑制でFRB支援か-一方で軟着陸脅かす恐れも
記事を要約すると以下のとおり。
米長期金利はこのところ16年ぶりの高水準を更新しており、同国経済のソフトランディング(軟着陸)シナリオを脅かす新たな逆風となりかねない。驚くべき底堅さを示している米経済に打撃を与える一連のショックの一つだ。 KPMGのチーフエコノミスト、ダイアン・スウォンク氏は米経済について、リセッション(景気後退)につながるようなハードランディングは回避すると見込んでいる。 一方、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長率いる米金融当局者にとって、利回り上昇はそれほど問題ではないかもしれず、むしろ助けになる可能性もある。金融当局者は景気過熱の恐れがあるとして心配しているが、一連の情勢から成長の勢いは多少鈍る可能性もある。 マクロポリシー・パースペクティブズ創業者のジュリア・コロナド社長は、長期金利の上昇で住宅および自動車の需要が損なわれると話す。経済が吸収しなければならない逆風になるだろうと語った。今後何年にもわたり資本コストが高めに推移する前兆といえる。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 米長期金利上昇、物価抑制でFRB支援か-一方で軟着陸脅かす恐れも