米銀大手、純金利収入のガイダンス上振れか-12日から決算発表
記事を要約すると以下のとおり。
ほんの数カ月前、大手米銀は銀行の最大の収益源である純金利収入の記録的な好調が終わるとの警告を発していた。 ガイダンス引き上げを巡り、最も臆測が広がっているのがJPモルガン・チェースについてだ。 パイパー・サンドラーのアナリスト、R・スコット・シーファーズ氏は、市場の注目はJPモルガンやバンク・オブ・アメリカ(BofA)、シティグループ、ウェルズ・ファーゴなどの銀行が恩恵を受け、昨年は合計で2500億ドルの純金利収入ガイダンスに集まっているとして、「現在のガイダンスは非常に保守的だ。」市場が今年6回もの利下げを織り込んでいた1月時点では、誰もがその減少を見込んでいた。より利回りの高い選択肢に顧客を奪われるリスクに直面し、預金金利引き下げが追い風となるとシーファーズ氏は指摘した。JPモルガンとシティ、ウェルズ・ファーゴ、BofAのパフォーマンスはS&P500種株価指数を上回っている。 アナリスト予想によると、米銀大手4行の1-3月(第1四半期)純金利収入は1%増と小幅な増加が見込まれている。資本市場活動も活発化が見込まれている。 UBSのナジャリアン氏は、利下げ幅が予想より小さい可能性や、米大統領選があることから、今年7-12月(下期)に貸し出しの伸びが「再加速する」公算は小さいと想定。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 米銀大手、純金利収入のガイダンス上振れか-12日から決算発表