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米銀の未実現損失は6200億ドル-管理可能でも「未踏の領域」リスク

記事を要約すると以下のとおり。

シリコンバレー銀行(SVB)破綻につながった投資損失は程度の差こそあれ、米金融システム全体に存在する問題だ。
SVBとは異なり、銀行の預金者は通常多岐に渡り、一斉に資金が必要になる公算は小さい。
 さらに、最近の米国債相場の上昇で帳簿上の6200億ドルの損失は縮小しつつある。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)期に行った低利回り債券投資からの収入が限られる中、資金調達コストは上昇。
それが銀行圧迫の原因だと述べた。
 ただ、インフレ率が急激に上昇し当局が利上げを開始すると、そうした国債の価値は急減した。
しかも、銀行の2022年の債券保有は通常よりも多かった。
 Source:Bloomberg  銀行の投資ポートフォリオの大きな部分は「満期保有」の会計処理方法を用いて債券投資にさらなる資金を投じた。
この手法では、債券の価値変化はバランスシートに影響を与えるものの、損益計算書には与えない。
 Source:Bloomberg  当初、これはうまくいった。
 しかし、インフレ率が上昇し、国債などの資産に投資しており、米連邦預金保険公社(FDIC)によると、商業銀行の預金は昨年、1948年以来の減少となった。
一方、銀行が保有する債券の価値は急減。
 カンビア・インベスターズの投資プリンシパル、アニア・アルドリッチ氏は「この業界を20年以上カバーしているが、こんな状況は見たことがない」と述べ、「これまでのストレステストでも、少なくとも主要銀行はこうした状況への耐性を検査されたことはないと続けた。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 米銀の未実現損失は6200億ドル-管理可能でも「未踏の領域」リスク

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