米財務長官、中国との緊張緩和の方法模索へ－関税撤廃は時期尚早

イエレン米財務長官は16日、インドのカンディーナガルで開幕する20カ国・地域（Ｇ20）財務相・中央銀行総裁会議に先立つ主要7カ国（Ｇ7）を前に、トランプ前政権が中国に課した関税を撤廃するのは時期尚早だとしながらも、米国は中国との緊張をさらに「ディエスカレート（段階的に緩和）」する方法を探るべきだとの考えを示した。
恐らくいずれはこの分野で前進でき得るだろうが、少なくとも現時点でこれをディエスカレーションの分野とするのは時期尚早だと述べた。
　また、多国間開発銀行（ＭＤＢ）の改革について、Ｇ7各国は世界経済が予想ほど減速していないとの認識を共有しているが、先行き不透明感は依然として強いと語った。