米景気不安を背景に社債ＣＤＳ購入の動き－欧州消費動向も懸念材料

米経済や欧州の消費者の堅調さについて懸念が高まり、債券投資家の間では社債のデフォルト（債務不履行）の可能性に備えた保険購入の動きが広がっている。
　社債売却には時間がかかる可能性もあり、クレジット・デリバティブ（金融派生商品）に相場下落の最初の兆候が見られることがしばしばある。
CDSIndexTradingVolumeJumpstoHighestinMonthsSource:Bloomberg,DTCCNote:On-the-runindexonly;iTraxxvolumesconvertedfromeuros　　ティケオー・キャピタルの資本市場戦略責任者、ラファエル・テュイン氏は「当社の判断では、マクロ面の軟調や先行きの企業収益への影響は市場で本来の価値よりも低めに設定されているリスクの一つだ」とし、「バリュエーションが割安とは程遠い状況にあって、これはクレジットスプレッドに影響を及ぼす可能性があると指摘した。