米大手銀、世界標準バーゼル３より厳しい住宅ローン資本規制に直面

米銀行規制当局は来週、資本規制の抜本的な見直し案を公表する予定で、最新の草案には大手金融機関の住宅ローンに関し国際基準を上回る要件が盛り込まれている。
　規制当局は大手銀に対し、住宅ローンについて国際基準を上回る規制を望んでいる。
中小の同業他社に対する競争上の優位を与えないためだという。
銀行は2008年の金融危機後の改革によって、規制の緩いノンバンクが不当に有利になったと何年も訴えてきた。
リスクウエート　　関係者3人によると、現在検討されている措置は多くの住宅ローンに対するいわゆるリスクウエートを国際基準よりも高くする。
　米国では現在、大手銀行を対象に、ＬＴＶ（評価額に占める借入金の割合）に応じて40－90％のリスクウエートを適用することを検討している。
　3人の関係者によれば、提案されているリスクウエートは国際的な枠組みであるバーゼル3よりも一律で20ポイント高い。
現在の基準額は2500億ドル。