米地銀、一斉に社債発行に動く構えも-新たな資本要件提案への対応で
記事を要約すると以下のとおり。
米シリコンバレー銀行(SVB)やシグネチャー・バンクの経営破綻を受けた新たな資本要件提案を満たすことを目指し、米地銀は6月以来最大の規模で債券市場に戻ってくる構えだ。さらに、「このグループは2024年末までに440億ドル相当の満期を迎え、必要とされる発行額は大きいと指摘した。」SVB破綻後は、格付け会社による格下げの動きが相次ぎ、借り入れが可能であったとしてもコストは割高となった。 FDICは29日、資産規模が1000億ドル以上の銀行に対し、深刻なストレス時の資本消失を補うのに十分な長期債発行を義務付ける提案を行った。 インベスコの北米投資適格債担当責任者、マット・ブリル氏は「地銀が投資適格債市場で最も割安な部分に属する点を踏まえれば、投資家の累積需要があるだろ」と述べ、「ここで重要なポイントは、銀行は借り入れができ、投資家は適正価格でそれができるようにする用意があるということだと話した。利回り低下後、高格付け企業の平均的な借り入れコストの一段の低下を見越して、シクリカルな発行増が見込まれる9月ではなく、もっと機が熟するのを待つ可能性もある。銀行がこうした市場に駆り立てられるように感じるか確かでないと話した。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 米地銀、一斉に社債発行に動く構えも-新たな資本要件提案への対応で