米国株の「脆弱性高まる」、モルガンＳのトレーディング部門が分析

米国株が3月以来の大幅下落となる中で、今年に入って市場の底堅さを演出してきた2つの力が崩れようとしている。
モルガン・スタンレーの分析はテクニカルの状況が悪化しつつあることを浮き彫りにしている。
モルガン・スタンレーのデータではこうした売りがさらに強まることが示唆されている。
「たとえ相場が横ばいであっても、市場のトレンドシグナルはマイナスに転じる可能性が高い」と指摘した。
また、8月に一時下回っていた10日移動平均を割り込んだことはＣＴＡ（商品取引顧問）などにとって不吉なシグナルだ。
こうしたファンドは規則性を重視し、先物市場でのロングショート戦略を通じて相場の流れに乗る。
 Source:Bloomberg　　ＣＴＡのほかにもボラティリティーを今後高める可能性があるプレーヤーがいる。