米国債投資の最大の敵はFRB、価格下落が高クーポン打ち消す恐れ
記事を要約すると以下のとおり。
数カ月にわたる損失の後で米国債市場に戻りたがっているウォール街の運用者らの第一の敵は米連邦準備制度だ。 引き締めのペースが緩やかになるとの期待から米国債は一時上昇したものの、短期金融市場でターミナルレートの予想が上昇する中、あらゆる年限で売りモードに戻った。 米国債投資家にとって2023年は、2年連続のマイナスリターンだった21、22年よりはよい年になりそうだが、道は平たんではなさそうだ。 KPMGのチーフエコノミスト、ダイアン・スウォンク氏はブルームバーグテレビジョンの番組で、「当局はインフレに対処できる高さのターミナルレートを目指している。」 短期金融市場はフェデラルファンド(FF)実効金利が来年5月に5.2%弱でピークになるとの予想を織り込んでいる。米国債のクーポンは一部の年限で4%前後となっている。 だが、セブン・インベストメント・マネジメントのシニアマネーマネジャー、ピーター・スリープ氏は「来年は少しはましだろうが、当社はまだ米国債を買ってはいない」と話す。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 米国債投資の最大の敵はFRB、価格下落が高クーポン打ち消す恐れ
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NY外為市場でドルは続落、
米6月の中古車価格が前月比で4.2%下落し、パンデミックによる経済封鎖直後の2020年4月以降で最大の下落率となった。これを背景にインフレ鈍化を織り込み投資家は米国債の買いを推奨、価格が上昇した。米10年債利回りは4%を割り込んだ。