米国債利回りの来年予想、振り出しに-ウォール街でなお大きな隔たり
記事を要約すると以下のとおり。
米連邦準備制度の方向転換を受けて先週起きた突然の国債利回り大幅低下により、ウォール街のストラテジストの多くは数日前まで維持していた2024年見通しの放棄を強いられた。 多くの金融機関が予測を振り出しに戻すことを余儀なくされたとはいえ、大手行の意見は依然として対立している。これは18日終了の3.93%に近い。しばらく調整が続く可能性があるものの、来年末までに10年債利回りは4%よりむしろ3%に近づくとみていると分析した。経済が予想以上に底堅く、インフレは想定を上回る粘着性を示し、10年債利回りは10月に07年以来の5%突破となった。 一方で、新年に向け「債券買い」の主張を展開する会社もある。いわゆる量的引き締め(QT)は、経済のソフトランディング(軟着陸)とインフレの粘着性、金融政策の効力の予測はいずれも容易ではないと指摘。「この3つの見通しに大きな幅があるため、金利予想には驚くほどの差異が生じることになる」と話している。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 米国債利回りの来年予想、振り出しに-ウォール街でなお大きな隔たり