米国債ベーシストレードは健在-ボラティリティーが急上昇しない限り
記事を要約すると以下のとおり。
ヘッジファンドが米国債とその先物の間のわずかな価格差から利益を得るために使う戦略であるベーシストレードが復活している。 BNYメロンの顧客向けリポートによると、レバレッジファンドの2年債と5年債先物のショートポジションは拡大している。一方、BNYメロン独自のiフローデータによると、23年半ば以降、米国債市場へのフローは一貫してプラスだと、同行の外国為替・マクロストラテジスト、ジョン・ベリス氏はリポートで指摘している。 そうなると、ヘッジファンドはローンを返済するためにポジションを急速に解消しなければならなくなる。 それでも同氏は、レポ市場は「少なくとも年末までは比較的ストレスフリーでいられると、幾分楽観している」とし、従ってベーシストレードは年内いっぱい続くと予想した。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 米国債ベーシストレードは健在-ボラティリティーが急上昇しない限り