米利下げ最大の障害、インフレは帰属家賃のひずみに起因か-QuickTake
記事を要約すると以下のとおり。
米連邦準備制度にとって、インフレ率を2%の物価目標に戻すために
残された最大の障害は家賃だ。今年に入りOERの上昇率が予想を上回ったこともあって、当初の予定より長い期間利下げを見合わせる見通しを連邦準備制度は示唆した。米CPIコア、2カ月連続でインフレ抑制示す-FOMCに朗報かCPIの構成要素の一つであるプライマリーレジデンスの家賃は、主たる住居の住宅費をカバーする。 OER(27%)とプライマリーレジデンスの家賃(8%)を合わせると、CPIに占めるウエートは3分の1を上回り、より幅広いインフレ率を特定する上で唯一の最も重要な要素となる。 CPIの構成要素への反映は遅れる。USRentalInflationStillHasYettoNormalizeOwners'equivalentrentislaggingbehindmarketmeasuresofnewleasesSources:USBureauofLaborStatistics,ZillowOERの上昇率は0.56%と2023年初め以降で最も高くなった。「24年1月にOERにおける一戸建て住宅のウエートを約5ポイント引き上げた」とBLSはウェブサイトで公表した。ウォール街が混乱、米労働省が撤回に動く-CPI強さ説明するメールUSRentalInflationGraduallyCoolsAnalystsexpectafasterdecelerationinthemonthsaheadSource:USBureauofLaborStatistics Zillowが公表する新規契約の市場賃料や新規テナント賃料指数のような先行指標は、賃貸料の上昇率が3-4%というパンデミック前の水準に戻りつつある。 連邦準備制度にとって、CPIの数字を無視して行動していると受け止められることは、厄介な仕事になるだろう。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 米利下げ最大の障害、インフレは帰属家賃のひずみに起因か-QuickTake