米利上げ継続に疑念広がる、今のサイクルで初-銀行破綻で状況複雑に
記事を要約すると以下のとおり。
債券トレーダーは、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長率いる金融当局が1年前に積極的な金融引き締めサイクルを開始して以来、初めて当局の政策意図について真の確信を持てなくなっている。 相対的に見て確信に欠ける状況は、10年超ぶりの米銀行大型破綻を受け、政策当局者が直面する問題がいかに複雑化しているかを浮き彫りにした。 同氏は米国債市場の不安定さを理由にした利上げ見送りと発表すると予想。ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルは0.25ポイントの利上げに経済がほとんど反応していないことが最近の雇用とインフレのデータで示唆されている事実だ。 最近の措置に自信を示す公算が大きい一方、エコノミストや債券投資家は、地銀が新規融資を控え融資基準を引き上げることなく景気の鈍化とインフレ圧力の緩和を実現することを示唆している。 バンガードのポートフォリオマネジャー、ジョン・マッツイレ氏は「中期的に、つまり6カ月から12カ月の間に、ターミナルレート(金利の最終到達点)は市場がこれまで考えていたような5.5%超ほど高くならないだろう。」
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 米利上げ継続に疑念広がる、今のサイクルで初-銀行破綻で状況複雑に