米利上げ完了と投資家は判断も-雇用統計受けブラックロックやピムコ
記事を要約すると以下のとおり。
米金融当局が昨年3月に現行の利上げキャンペーンを開始して以来初めて、引き締めサイクルがようやく終了しつつあると、世界最大規模の債券投資家の一部が判断する程度にまで、労働市場の緩和が顕在化しつつある。当局が金融緩和に転じるかもしれないタイミングに焦点が移り、短期債の方が長期債よりも好パフォーマンスが期待できるというものだ。 パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のポートフォリオマネジャー、マイケル・カジル氏は雇用統計について、「米金融当局が当面は金利を据え置き、恐らくこのサイクルは完了したと債券市場を安心させる内容だったと指摘する。」 労働市場の強靱(きょうじん)さが利上げ停止の主要な妨げとなってきたが、今では緩和の兆候が見られる。 「これは長期債に有利に作用するとして、2年債利回りは4.5%に向けて低下する可能性があると、ゴンキャルベス氏はコメントした。」ブラックロックのジェフ・ローゼンバーグ氏Source:Bloomberg ローゼンバーグ氏は、利回りが高い上に米金融政策が転換された場合に恩恵を受ける可能性があるとして2年債を選好すると述べる一方、インフレやリスクプレミアムを巡る不確実性を理由に期間が長めの債券は相対的に魅力が低いと論じた。
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