米債務が法定上限到達なら金に逃避、ヘッジ手段限定的－ＭＬＩＶ調査

米連邦政府がこの先デフォルト（債務不履行）に陥り世界市場に深刻な影響が及ぶリスクがかつてなく高まる中、投資家は古くからリスクヘッジとして買われてきた金以外に資金の逃避先をほとんど見つけられないでいる。
637人が参加したこの調査で2番目に多かった回答は米国債を償還できなくなることから矛盾するようだが、最も悲観的なアナリストでも償還は遅れるだけで実行されるとみている。
　円やスイス・フランなど定評のあるセーフヘイブン（安全な避難先）通貨を挙げる回答も一定数あったが、暗号資産（仮想通貨）ビットコインやドルとの回答の方が多かった。
　向こう1年間のデフォルトに陥る確率は比較的小さいと示唆している。
双方が譲歩しない姿勢を示しているため、妥結が間に合わない恐れがあると説明した。
　11年の債務危機時と比較したＳ＆Ｐ500種株価指数の見通しについては、個人投資家よりも専門家の方が楽観的だった。
  　　ＭＬＩＶパルス調査はブルームバーグ・ニュースの読者を対象にブルームバーグの「マーケッツ・ライブ」チームが毎週実施。