米ジャンク債のスプレッド、面白み欠く-ブラックロックのリーダー氏
記事を要約すると以下のとおり。
米ブラックロックでグローバル債券担当の最高投資責任者(CIO)を務めるリック・リーダー氏は24日、米高利回り債のリスクプレミアムには魅力がなく、投資家はクレジット市場の他の分野への資金配分を検討すべきだと促した。同氏によれば、米国のジャンク債の約半分は300ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)より狭いスプレッドで取引されているが、残りは800bp以上で、その中間はほとんどないという。これは妥当だと思うと同氏は述べた。 「タイトな銘柄が多いが、ストレス下にある企業も多いとリーダー氏は、イールドカーブは景気後退の指標にはならないと言うSource:Bloomberg ポートフォリオにクレジットリスクを加えたい投資家には他の取引があると言うリーダー氏は、格付け「AAA」のローン担保証券(CLO)や連邦機関の保証のない住宅ローン証券(MBS)、新興国市場や欧州のクレジットに好機があるとみている。しかし、欧州のハイイールド債をドルにスワップすれば、イールドカーブを大きく外れることなく、特にドル建て投資家としては、非常に高い利回りで妥当な企業をたくさん買うことができると同氏は説明した。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 米ジャンク債のスプレッド、面白み欠く-ブラックロックのリーダー氏