2012年の幕開けは、一人旅でした。
今年から新たなスタートを切ることになり、これまでの総括と今後の目標をはっきりさせるための一人会議。
その供に連れて出たのがこの「神話の法則―ライターズ・ジャーニー」です。
何年も前から積んでいました。
小説の執筆とか映画脚本に関心があって買った本。
でも中身はとても深かった。
一つは、人に影響を与える物語とはどういうものか、ということ。
神々が活躍した時代の神話から日常のドラマまで、人が楽しむ英雄の旅がどのような構造で作れらえているかがよくわかります。
この構造が必要なのは小説や映画だけにとどまりません。
実は日常の営業やマーケティングにも巧みに取り入れることができるんですね。
そしてもう一つは、自分の人生に当てはめることができるということ。
自分は、自分の人生を生きる主人公です。
出会いや別れを通じて様々な人間関係の中を生きている。
どうしても曲げられない信念といろんな価値観を持ったり捨てたりしながら、大小さまざまな挫折や成功を重ねているんです。
最期の死ぬその瞬間まで自分の冒険は続くと考えれば、一時的な失敗も最後になしとげる成功への糧だと言えます。
いや、肉体は死んでもなお、生き続けることもできるでしょう。
人の心の中に生き続きる、名を残す、いろんな形がありますね。
今年最初に読んだ本が、今年一番の本だったのだと思います。
なかなか増版されないのでコレクター商品はかなりの高額で取引されているようです。
手に入れることができたらラッキーです。