短期金利市場、日銀のマイナス金利終了を急速に織り込む
記事を要約すると以下のとおり。
債券市場では日本銀行がマイナス金利政策を終了するとの見方が強まり、短期借入コストが上昇している。 植田総裁の発言は、日本のいわゆるコアインフレ率が7月まで16カ月連続で日銀が目標とする2%を上回っていることを受けたものだ。SwapsPriceinEarlierEndofBOJ'sNegative-RatePolicyChangeinBOJ'sNegative-RatePolicyChangeinBOJ'sNegative-RatePolicyChangeinBOJ'sshort-termrateimpliedbyovernight-indexedswapsSource:Bloomberg 農林中金総合研究所の南武志主席研究員は、市場が来年のマイナス金利解除を織り込みにいっているのは間違いないため「短期金利の上昇は致し方ない」とし、来週の決定会合で植田総裁が読売新聞とのインタビューで、賃金と物価の好循環を見極めるためのデータが年内にもそろう可能性もあるとの認識を示したことを受け、政策金利見通しの影響を受けやすい5年物国債利回りは1月以来の高水準に上昇した。総裁は2%の物価安定目標の実現にはまだ距離があり、粘り強い金融緩和政策の維持は、約30年ぶりの水準付近まで円安が進む要因となっており、円安は輸入物価の上昇を通じてインフレを上昇させる一因にもなっている。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 短期金利市場、日銀のマイナス金利終了を急速に織り込む