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物価見通しの上振れリスク大きくなれば金利早めに調整-植田日銀総裁

記事を要約すると以下のとおり。

日本銀行の植田和男総裁は8日、物価見通しの上振れリスクが大きくなった場合、利上げのタイミングの前倒しを検討する考えを示した。
 一方、見通しが下振れたり、下振れリスクが高まった場合には、「必要があれば、これまで用いてきたさまざまな非伝統的な手段も含め、あらゆる手段をあらかじめ排除することなく、対応を考えていくと述べた。」
原油高や円安は、輸入物価上昇に伴うコストプッシュ圧力が落ち着く見通しの前提を弱める可能性を指摘。
「この先、賃金と物価の連関が想定以上に強まり、物価が上振れる可能性はある」とした一方で、足元の金融情勢について「わが国の基調的な物価上昇率は2%に向けてしっかりと歩を進めており、賃金と物価の好循環の強まりが確認されてきている」との認識を示した。
その上で、急速で一方的な円安は不確実性を高め日本経済にマイナスと懸念を表明。
4月会合では政策を維持する一方、新たな経済・物価情勢の展望(展望リポート)で物価見通しを上方修正し、「基調的な物価上昇率が上昇していくとすれば、金融緩和の度合いを調整していくと明記した。」

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 物価見通しの上振れリスク大きくなれば金利早めに調整-植田日銀総裁

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