最高値更新の米株市場、2月は試練到来か-高揚感冷ます複数の現実
記事を要約すると以下のとおり。
S&P500種株価指数は好調を維持しているが、歴史的に見ると2月は米株にとって1年で最も荒れる時期のひとつとなっている。米金融当局が3月に利下げを開始するという観測はすっかり後退した。ブルームバーグがまとめた過去30年間のデータによると、同月のS&P500種は9月と8月に次いで3番目にパフォーマンスが悪い。ヤルデニ・リサーチの分析によると、米投資情報誌インベスターズ・インテリジェンス(II)の調査における強気派と弱気派の比率は、1月30日までの1週間で2021年半ば以来の高水準を記録した。この水準で大型ハイテク銘柄を買い続けるのは自ら災いを招いているのに等しいと述べた。 しかし、株式投資指南書「ストック・トレーダーズ・アルマナック」の編集者ジェフリー・ハーシュ氏によると、2月の米株式相場は月初こそ高く始まるものの、投資家が利益を確定するため月半ばには勢いが弱まる傾向にある。 パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は先週、3月利下げの可能性が一段と低下した。 ブルームバーグのデータによると、アップル、アルファベット、アマゾン・ドット・コム、メタ・プラットフォームズ、マイクロソフト、エヌビディア、テスラのハイテク大手7社「マグニフィセント・セブン」は、株価が大きく下げる前にセンチメントが数週間、あるいは数カ月にわたって高揚し続けるケースもあると指摘。 「株価は間もなく反落の時期を迎えるが、不吉なことは何もないとハーシュ氏は語る。」
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