日銀正常化局面の長期金利、上限は１％半ば意識か－緩和環境維持で

日本銀行がマイナス金利を解除した後の長期金利の動向は、緩和的な金融環境を維持する観点から物価予想の影響を除いた実質金利がポイントの一つになりそうだ。
この状況が大きく変化することは想定されていないと語った。
現状付近での推移が続けば、この水準まで長期金利がプラスに転じるため、緩和的環境を維持する上での防衛ラインとなる公算が大きい。
  　　日銀はイールドカーブコントロール（長短金利操作、ＹＣＣ）の下で長期金利の誘導目標や上限などの取り扱いが焦点となる。
金融政策予想を反映するオーバーナイト・インデックス・スワップ（ＯＩＳ）市場では、3月のマイナス金利解除の織り込みが3割台、4月までは7割近くとなっている。