日銀利上げで急落した日本株、長期的見通しへの投資家の期待変わらず
記事を要約すると以下のとおり。
日本銀行の
利上げを受け、2日の東証株価指数(TOPIX)下落率は約8年ぶりの大きさになった。 日銀の動きは、米金融当局が利下げを示唆したことも相まって、円相場を押し上げた。 恒生投資管理のディレクター兼最高投資責任者(CIO)のウィルフレッド・シット氏は「長期の基調的なファンダメンタルズは依然として良好だ」とし、「来年に向けて、日本経済はさらに緩やかな回復の兆しを示す可能性があると指摘した。三菱UFJフィナンシャル・グループは、1日に発表した4-6月期(第1四半期)の純利益が市場予想を上回ったにもかかわらず、2日に12%下落。 ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)の伴英康アナリストは「持続的なコレクションにつながるかというと、そこまではまだ言えない」とし、「ファンダメンタルズの悪化に引っ張られたという要素が強いという感じがすると分析した。われわれは金融株のポジションをオーバーウエートとしていると述べた。日銀が追加利上げすれば日米金利差の縮小につながり、円相場をさらに押し上げる可能性は低いと指摘。 トヨタ自動車の株価は2日に約4%値下がりした。国内有数の企業の株価が下落したことで、売りが海外から出ているとの観測が高まった。 ゴールドマンの建部和礼ストラテジストは、国内経済の改善は日本株上昇のための重要な材料だと引き続き考えており、短期的には慎重な姿勢を維持しているとしている。
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