日銀再調整見込むトレーダー－日本国債先物の建玉、23年余りで最多

日本国債先物のポジションをトレーダーが23年余りで最も多い水準に積み増している。
  　　日銀が国債利回り上昇を容認することを見込む取引は過去に投資家に致命的な損失を負わせ「ウィドウ・メーカー」と呼ばれるようになったが、トレーダーらは再びこの取引を行うことによって日銀によるさらなる変化を期待しているのかもしれない。
　みずほ証券の大森翔央輝チーフデスクストラテジストは、日本国債のショートポジションは再び解消を迫られる恐れもあるため、トレーダーや投資家は今ではなく、政策決定会合の前に日銀に挑戦すべきだと言う。
　10年債利回りは年初から18ベーシスポイント（ｂｐ、1ｂｐ＝0.595％で推移している。